《 宝 物 》







最果てなる




古きものが捨てられる世界
飛び込んでくる景色
落ちていく視界
封じ込められる意識
その中で
捨てられた因果を手探りで探していく


何も見えない絶対無音の瞬間
それでも
私は
声を響かせて
白い吐息を吹かせて
衝動はその身を
羨望に変えて感情を動かし
隷従の接続を解き放ち
眠る大地を飛躍させる


新しきものが知覚される世界
その中でただ
私は私の呼吸を還すことだけを望む
絶無(刹那)に変わるものも
永遠に変わらないものも
全てを一つにして
私に刻んで







強引にねだったわけではないのですが(笑)
篠ヶ紀啓甫さまalfiegiより頂きました。多謝vv





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