溺
響くセイレーンの呼び声 引きずりこむ強引なセッション 黒白の波に指先は溺れ 言葉ならぬ言葉重ねてもがく 哀れな獲物の悲鳴
直視できぬほど澄んでいた情熱は どこで濁りを覚えたの 目的を見失ったクルセイド 眩んだお供ひきつれ やみくもに進み進むだけ
嗚呼、レミングのクルセイド!
平たい世界集めたシアター 錆びた輝き映す空気 調律を拒んだ黒白の波に 消えたセイレーンの吐息 甦るのは思い出だけ